2018年も後一月で終わりですね。
先日、11月20日〜27日まで、ロンドンに8日間程滞在して参りました。
今回の渡英目的は、ロンドン在住の村上恭子先生にご紹介頂いた、Boris Kniaseff(1900〜1975)のBarre a Terre(floor barre)テクニックを更に勉強する為でした。 このテクニックは、いわゆる、立ち上がった状態で踊るバレエの為の体幹や筋肉を床上で鍛えよう!といった内容のものです。
パリやヨーロッパ各国のバレエスクール、ワガノワバレエ学校、他アメリカ等で授業の中に取り入れられているものです。
立ち上がらずに行うこのテクニックは、足裏からの床の抵抗が無いので、膝を捻って使ってしまう等の怪我の危険性が無く安全に鍛えられます。その為、このトレーニングを正しくし続けると筋肉がそれを記憶し、立ち上がってバーレッスンをしたり踊ったりする時に自然と美しいラインで尚且つスムーズに動ける様になるというもの。
とにかく、とても身体にいい!(内容はとてもハードですが笑)
今回、ロンドン在住のKim Amundsen氏(現Trinity Laban Conservatoire、The Place教師)に直接お願いし、そのテクニックをプライベートで沢山教わって参りました。
どの年齢の子にどのレベルの内容を教えたら良いか等、生徒への教え方、そして自分自身のレッスンも見てもらい、とても充実した8日間となりました
(Kim先生と)
レッスン日の合間には、劇場『The Place』でコンテンポラリーダンスの作品を、また他の日にはRoyal Opera House でロイヤルバレエ団のトリプルビル〈「The Unkown Soldiers」、「Infra」振り付け・ウェイン マクレガー、「Symphony in C 」振り付け・ジョージ バランシン〉の3部作を観劇に行き、とても感動して帰ってきました。ほんとに素晴らしかった!!!
(Royal Opera House の客席より)
海外では、劇場に足を運ぶという行為が日常の中にあります。 開演時間ギリギリまで会場内にあるレストランで美味しいお酒と食事、会話を楽しみ、そして客席に入り観劇し、そして又休憩時間にはワイワイと集まり食事を楽しむ。
特別な日に、でも仲間と気軽に足を運べる所。 それが劇場となっている環境が本当に凄いなと改めて感じました。
(美味しそう! そして皆楽しそう!)
(私は1人だったので、帰ってから1人寂しくホテルでどん兵衛 笑)
ロンドンといえば、大事に取り壊されずに古くから残る街並み&建物。
疲れていてほとんど観光には行けませんでしたが(笑)でも本当に素敵な街!
(Covent Garden)
(King’s Cross駅)
(Tate Britainの絵画)
滞在期間前半には恭子先生とお会い出来、為になるお話を、後半には、London Studio Centre留学時代の同級生であり現English National Ballet ダンサーの友人と何年振りかに会う事が出来、面白話で盛り上がり。。。
たった1人での久しぶりの滞在だったので、緊張感の中でほっと一息つける時間でした。とても嬉しかったです。
(楽しかった!)
ロンドン滞在で学んだレッスン、お楽しみに!
今回のこの一週間の為に、11月のスタジオのレッスンが変則的になってしまい、ご迷惑をお掛けしました。 皆様のご協力に感謝しております。
また、次の舞台に向けても一緒に頑張りましょうね!!
小野 真琴