現在、デンマークに留学中の、
当教室で助手を務める奥田萌子から近況報告のお便りが届きましたので、
ご紹介させていただきます。
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小野佳代子バレエ教室の皆さん、
あけましておめでとうございます。
私は昨年の9月にデンマークに渡りました。
12/9~1/3のクリスマス休暇は兄のいるボルドーで過ごし、デンマークで年越しとなりました。
1月4日から学校が再開しました。
こちらの大晦日と元旦は日本とは違い、爆竹や花火の音でかなり騒がしいです。
デンマークの冬は日照時間が短く、現在、日の出8時45分、日の入り16時前です。
気温は5度から-6度の日が多く、風がかなりきついため、体感温度が-10度を切る日もあり、かなり寒いです。
私のデンマーク生活についてお知らせします。
学校は朝8時15分から始まり、午前中2クラス、午後に1クラス、その後各自トレーニングの時間が設けられています。
レッスンは、バレエ、コンテンポラリー、ガガ、パートナリング、
improvisation, optimizing performance, compositionなどがあります。
バレエはデンマークロイヤルの元ダンサーの先生で、時々ブルノンビルエクササイズもします。
コンテンポラリーは数名の先生がおられ、
先生によってスタイルが違うため、難しい時もありますが、楽しくやっています。
Compositionのクラスは、与えられたテーマに沿って踊りを構成する授業です。
私はこれまでにやったことがなかったのでかなり苦戦しましたが、ようやく少しずつ慣れて来ました。
クラスは全て英語で行われます。生徒はデンマーク、フランス、スイス、ドイツなどヨーロッパ各国から来ています。
日本人は私だけで、たまに英語が分からない時はみんなが親切に教えてくれます。
学校が終わると、帰りにスーパーに寄り食材を買って帰ります。
デンマークは物価が高いため、毎日自炊をしています。
健康のことも考え、日本から持ってきた調味料を使い、日本食を作っています。
日本のように野菜や魚の種類が豊富ではないので、何を作るか考えるのに苦労します。
デンマークは土地の割に人口が多いため、アパートで1人暮らしはできません。
私は、大家さんの家の一室を借りる形のルームシェアをしています。
バス、キッチンが共同で、洗濯するには予約が必要です。私の他に2人が部屋を借りています。
帰宅後は、シャワーに入り、夕飯と次の日のお昼のお弁当を作ります。
夕食のあとは、youtubeで日本のドラマを見たり、読書したりして、体を休ませます。
最近は、外に出ると寒いので家の中で出来る手芸にはまっています。
週末は買い物に出かけたり、部屋でゆっくりしたりしています。
友だちの家でのパーティーに行くこともあります。
また、月1回はデンマークロイヤルの公演を観に行きます。
日本に比べてチケット代がかなり安く、また学生割引もあるのでさらに安くチケットが購入できます。
家から劇場が近いこともあり、デンマークにいる間はできるだけ公演を観に行きたいと思っています。
先日は、コンテと「くるみ割り人形」を観ました。
次は、1月中旬にNDT(Netherland Dance Theater)の公演を観ます。
滅多に生で見ることのできない公演なのでかなり楽しみにしています。
こちらでの生活は、充実して楽しいですが、色々と苦労もあります。
一番大変なことは、全てのことを自分一人でやらなければならないということです。
デンマークの生活を始めるために、
ビザの申請、移民局での手続き、アパート探し、銀行口座・携帯電話の開設など、
様々な手続きを1人でしなければなりませんでした。
また、どんなに疲れていても、料理や洗濯をしなければいけません。
私がこの数ヶ月で一番大変だったのは、高熱が出た時でした。
日本で熱を出せば、ご飯を作ってもらい、病院にも連れて行ってもらえました。
しかし1人ではそうもいかず、高熱の中スーパーに飲み物を買いに行ったり、
少し熱が下がっている間に簡単なものを作ったり。
どんなに熱があっても回復するために全て自分でしなければならないのが一番大変でした。
洗濯や料理など生活の全てのことをしなければならない苦労もありますが、
朝からバレエやコンテのレッスンで充実した毎日を送っています。
2016年1月10日 奥田 萌子
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萌子先生、頑張ってね!